あぶ・な~い!秋元の私腹を肥やさないで!
その子、国生、まみまみなんかより年下だし、番組開始時は現役高校生だったし、年齢的には一応夕ニャン世代ですが、あの当時のみんなほどはハマらなかったワタシ。
とは言え、最初の頃はキライではなかったし、原宿のセーラーズでトレーナーとかを買って、着てたのは事実…。とんねるずや鶴ちゃんも大好きでしたしね。
だけど、同い年のなかじのファンだったもんで、彼女と一緒に「じゃあね」と手を振って卒業してしまったような感があります。
ウチ的には「おニャン子ってワリと最近?」みたいなイメージをお持ちの方も多いようですけど、それでも登場から20年経っているんですよね。
ここ数年、ソロ組復刻が相次いだせいか、再評価が高まるおニャン子周辺。
ついにというか、真打ち的に出てしまうのですね、おニャン子クラブ名義の全音源が上下巻計8枚でコンプリートされたボックス「 おニャン子クラブ大全集 上巻 」「 おニャン子クラブ大全集 下巻 」。
アルバム未収録曲まで完全収録のデジタル・リマスターですから、今日まで続く功罪ムーブメントの記録としてコレクションしておくのもいいでしょう。
しかし秋元康の私腹が肥えるのは嫌。アレほど出てるんだから、もういいじゃんよー!なんて言っちゃダメかな?
で、構成。
まず4枚組58曲の上巻は、1st「Kick Off」から3rd「Panic The World」までのアルバムに「じゃあね」などのLP未収録シングルなどをプラス。そして特典ディスク「withおニャン子クラブ集」。乱発されたソロ組のシングルで「withおニャン子クラブ」とクレジットされていた全音源17曲が収録されています。
下巻も同じく4枚組で、こちらは全61曲。内容は4th「Side Line」とラストの「Circle」2枚にシングルをプラス。特典として「おニャン子Sailing夢工場'87Live」のLPレコード版を初CD化。上下巻、ファンが待ちに待ったコンプ版に仕上がっています。
と紹介しながらも、ワタシみたいにLPをあまり聴いてなかったクチには、本体、ソロ組のAB面を発売順に収録した単品売りコンピシリーズのA面コレクション「Vol.1」「Vol.2」「Vol.3」「Vol.4」「Vol.5」や、B面コレクション「Vol.1」「Vol.2」「Vol.3」「Vol.4」「Vol.5」の方が楽しいんですけど。
ソロデビューした有名どころのメンバーのベストは、ポニキャンをはじめソニーでほぼそろいますよね。
ワタシは、うしろゆびが結構好きだったんで、2004年5月に出たぼくらのベストシリーズのコンプボックス「うしろゆびさされ組★うたの大百科」シリーズをオススメします。
うしろゆび編「package1 うしろゆびさされ組」、高井麻巳子編「package 2 「高井麻巳子」だよ!」、ゆうゆ編「package 3 「ゆうゆ」だもんね!」と3種類ありますが、やはりイチバン楽しいうしろゆび編をどうぞ。
キャッチーな曲がいっぱいだし、ラストの「かしこ」ではつい涙してしまいます。あ、コレには「マジカルうしろゆびツアー」のDVDも付いております。
ビジュアルでその軌跡を追いたいなら、コンサートツアーや映画など、ほんとたくさん出ておりますが、やはり当時の「夕やけニャンニャン」を収録したDVDが面白いでしょう。
今のところのラインナップは「夕やけニャンニャン おニャン子白書 (1985年4~6月)」「夕やけニャンニャン おニャン子白書 (1985年7~8月)」「夕やけニャンニャン おニャン子白書(1985年9~11月)」の3種です。権利の関係でボカシが入ってるのもおニャン子らしいです。
なお、昭和45~50年生まれを対象にしているという“バブル未体験世代のためのCD+マガジン”「30-35」(発売はソニーです)では、7月27日発売の「VOL.3」でおニャン子クラブを特集。
こちらは本体、ソロ、ユニットなどなど、おニャン子系王道のヒット曲18曲&ボーナストラックを収録、マガジンにはメンバーインタビューなども掲載されるとか。
あ~、秋元の下腹、ますます肥えるな、この分だと…。
(2005.4.23)
*発売日が変更になり、収録曲も9曲+おしゃべりが追加になりました。(2005.5.25追記)