アニメのハレちゃんも、一緒に歌うハーモニー!
東芝EMI、ユニバーサルミュージック、ソニーの3社合同企画・CD&DVD THE BESTシリーズ。
お次は、ハイ・ファイ・セット「 CD&DVD THE BEST ハイ・ファイ・セット(DVD付) 」でありんす。
アルファ音源の窓口をソニーが務めることになって、CDはアルファ、ソニー時代のすべてのシングルA面を収録ということですが、せっかくの3社合同企画、純粋東芝時代のシングルも収録したらよかったのに…。
アルファ時代からおしゃれでしたけど、東芝時代はマントラ風の洗練された曲が多かったですしね。と言いつつ、ワタシはソニー時代が最も好きですが…。
というのも、移籍第1弾の「素直になりたい」を聴いた時、ブッたまげましたもん、カッコよくて。杉真理と山本潤子さんという組み合わせは、とてもマッチしておりまして、アルバム「PASADENA PARK」や「Indigo」は、それこそ擦り切れるほど聴いたものです。
85年、化粧品CMソングになった「星化粧ハレー」もシブくて大好きでした。あの、目尻にほうき星が流れるにメイクは到底流行りそうには思いませんでしたがね。
ともあれ、今回「火の鳥」が入ってるのはめちゃくちゃウレシイし、全音源を持ってるにもかかわらず手に入れたい感じのベストです。
で、DVDは「星化粧ハレー」が新曲だった頃に発売された、企画ものビデオ「レインボーシグナル」と、プロモビデオからセレクト。ハレちゃんホレちゃんとかいう恐竜みたいなキャラと、あの3人がマッチしていたとは思えないけど、いかにも80年代という空気を堪能できるでしょう。
やっぱMTVの影響で、80年代半ばはプロモビデオ制作ブームでしたし、ソニーは先駆的存在でしたから、こういう眠ってた作品がよみがえるのは、同時代を生きてきた者としてはウレシイ限りです。
他のアーティストでもチープなもの、キッチュなものを含めまだまだたくさん残っていると思いますから、80'sカルチャー検証のためにも、これからに期待ですね。
ワタシは、太田裕美の「青い実の瞳」をキボンヌ。あの青いメイクの世界が繰り広げられるヘンテコリンな世界、ワタシも2度ほどしか見たことがありませんが、失禁しそうなほどスゴいですよ…。
ご本人は「梓みちよみたい」と言われ、たいそうショックだったらしいです。
(2005.5.9)