ナツメロ喫茶店

 ビバ!旧譜の新譜。紙ジャケからBOXまで、ナツメロ復刻盤&再発盤、コンピ盤などのレビューコーナーです。

#1283
チューインガム/GOLDEN☆BEST
(2026.5.27発売、MHCL-31174、¥2,750<税込>) 
*ソニーミュージック【GOLDEN☆BEST】シリーズ定番タイトルBlu-spec CD2再発<第2回15タイトル>

史上最年少のSSW、ブルスペ2再発!

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 4月リリースの18タイトル( こちらこちらなどで紹介)を皮切りに、5月には15タイトル( こちらこちらで紹介)の発売が決まっている、ソニーミュージックの「GOLDEN☆BEST」Blu-spec CD2再発。
 
 第2回発売のラインアップは、フォーク・ニューミュージック系ですが、今回は1972年6月、“史上最年少のシンガー・ソングライター”という触れ込みでデビューしたチューインガムの「 GOLDEN☆BEST / チューインガム」( Amazonではメガジャケ付き!)をご紹介します。
 
 チューインガムといえば、当時中1の松田りか、小5のマミという姉妹デュオで、ヤマハのポプコン(ポピュラーソングコンテスト)出身。
 72年10月の第4回でグランプリを受賞(受賞曲は第3弾シングルになった「ゴリラの唄」)しましたが、予選応募用に自作した「風と落葉と旅びと」がCBS・ソニーの中曽根皓ニディレクターの目にとまり、本選会よりも先にレコードデビューという流れになったようです。
 中曽根さんは、当時人気絶頂の天地真理さんを担当。真理ちゃんのデビュー曲「水色の恋」はポプコン発のナンバーですし、真理ちゃん自身もポプコン(当時の名称は作曲コンクール)で譜面歌手を務めたキャリアを持ち、デビュー時には凱旋出場していましたので、当然の流れだったといえそうです。
 
 デビュー曲「風と落葉と旅びと」は、ローティーンならではのみずみずしい感性が映し出された楽曲と、心洗われる爽やかなハーモニーが話題となり、オリコンでは最高16位まで上昇するヒットを記録。
 松田姉妹は子役みたいなあざとさを感じさせず、芸能界ズレしていないキャラクターも受けて一躍人気者となりましたが、お父さんは宝塚音楽学校で声楽を教えていた松田篝さん。第5回のグランプリ・小坂明子さんも同様ですが、関西で活躍する音楽家の才能を受け継ぎ、恵まれた環境のもとで生まれ育ったからこそ、花開いたといえるでしょう。
 
 今回Blu-spec CD2再発となるG☆Bは、2002年にチューインガムの初のベストCDとして発売されたもの。
 収録曲は全22曲ですが、まず72年から76年のチューインガム1期、すなわち「風と落葉と旅びと」から「岡田さんの手紙」「ゴリラの歌」「逃げた小鳥」「サポディラの唄」「リルケの詩集」「トヨナカ・シティー」「チャップリンに愛をこめて」「ひとりぼっちの夏」「かたくりの花」「だいだいラプソディー」までの11曲。
 続いて80年にバル・バルーンと改名してリリースした「バハマ」「ブロークン・ハート」、82年にラッキーリップスに変えた「黄昏ドライブ・マップ」3曲。
 そして、83~84年のチューインガム2期「忘れていたニックネーム」「よりそって めらんこりい」という2曲85年、RIKA&MAMIとして参加したプロジェクト・MORE名義で出したキリンビールのCMソング「Together.(LET US BEGIN)」を加えたシングルA面17曲を完全収録。
 
 これに、72年のファーストアルバム「風と落葉と旅びと/岡田さんの手紙」(91年にCD選書としてCD化済み)からラジオ関西のイメージソング「海のみえる放送局」、73年のセカンドアルバム「逃げた小鳥/赤い風船」からポプコン入賞曲「動物達の世界」、74年の企画盤「クリスマス・ベストヒット」から「アベ・マリア」、未発売音源「私の願い」「青い島」をプラス。
 ブックレットにはりかさんの解説や、マミさんのコード採譜も収録と、さすが加納糾プロデューサーの企画らしい、至れり尽くせりの内容となっています。
 
 入門編としてはこの1枚で十分だと思いますが,深掘りしたい場合は第2弾の2枚組「 GOLDEN☆BEST/チューインガム 2」を。もっとコレクションしたいという場合は、配信になりますが、ライブ音源も含め68曲を完全網羅した「 GOLDEN☆BEST Deluxe チューインガム」がローンチされております。
 
 

(2026.4.10)
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