ナツメロ喫茶店

 ビバ!旧譜の新譜。紙ジャケからBOXまで、ナツメロ復刻盤&再発盤、コンピ盤などのレビューコーナーです。

#1256
岡田奈々/青春の坂道 <アナログシングル盤>
(2025.12.6発売、PCKA-00031、¥2,500<税込>)

50周年記念でドーナツ盤発売!

 今年デビュー50周年を迎えた、永遠の美少女・岡田奈々さん。
 2月には豪華なアルバムコンプリートBOX「 青春のアルバム 復刻CDボックス」( こちらで紹介)や、これまた豪華な写真集ボックス「 岡田奈々 LAST MESSAGE」を発売。
 9月には全国4都市5カ所で行われる「The 50th Aniversary 俺たちの旅 スペシャルコンサート」(好評につき来年1月には大阪・東京で追加公演も決定)にも出演するなど、充実したアニバーサリーイヤーとなっておりますが、ここに来てポニーキャニオンからの記念リリース第2弾が決定。
 なんとアナログシングル盤として、代表曲とそのアンサーソングという新旧2曲を両A面で収録した「 青春の坂道/坂の途中で<生産限定盤>」がリリースされるそうです!
 
 「青春の坂道」はデビュー2年目の76年3月に発表された4枚目のシングル。そもそもは月刊明星の「誕と奈々の歌う詩を作ろう!!」企画から生まれた募集歌でした(豊川誕の募集歌は「ほどけた靴ひも」)。
 募集にあたっては、NAVレコードの池田雅彦ディレクターは「“ふれあい”のあたたかさをテーマに、乙女のさわやかさを明るく表現してください」とアドバイスしていますが、この詩世界はまさにその言葉通りですよね。
 入選作に選ばれたのは中司愛子さんという方の詩ですが、審査員であり奈々ちゃんの歌詞を一手に引き受けていた松本隆さんが補作。サビの部分以外はほぼ松本さんが書いたそうで、お家芸といえる胸キュンの青春になるほど納得です。
 
 森田公一さんの素朴でノスタルジックなメロディー、瀬尾一三さんのフォーキーでカントリータッチのアレンジ、そして奈々ちゃんのひたむきな歌声が一体化した名曲に仕上がっていますが、この曲でデビュー曲からのレトロなムードを一新。
 奈々ちゃん自身に、ドラマ「俺たちの旅」で見せたおきゃんな妹キャラ、カースケに恋心を抱く真弓ちゃんがダブっていったことを考えると、奈々ちゃんのターニングポイントとなった作品といえるでしょう。
 
 一方のカップリング曲は「坂の途中で」は、「青春の坂道」のアンサーソングとして45周年時の2019年にレコーディングされた最新曲(三浦徳子・作詞/都志見隆・作曲/船山基紀・編曲)。
 通販限定だったCD+DVD+フォトブックの豪華セット「“my gratitude”」( こちらで紹介)に収録された後、今年のアルバムボックスにもボートラとして入っておりますので、音源的にはレアではありませんが、今回初アナログ化となります。
 
 カッティング担当は松下真也さん(ピッコロオーディオワークス)ということで音質にも期待大ですが、やはりコアファン向けのコレクターズアイテムではないかと思いますので、これから奈々ちゃんを聴きたい、フォトジェニックなアイドル性も含めて堪能したい
という方には、まだ入手可能なCD「 ゴールデン★アイドル 岡田奈々」( こちらで紹介)をオススメします。
 ドーナツ盤サイズでシングルジャケット復刻ブックが付くというグッズ的な豪華仕も魅力ですが、初期は松本隆さんにつき“風街おとめちっく詩集”という側面もありますのでね。
 

(2025.8.3)

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