ナツメロ喫茶店

 ビバ!旧譜の新譜。紙ジャケからBOXまで、ナツメロ復刻盤&再発盤、コンピ盤などのレビューコーナーです。

#1269
尾崎亜美/Amii Ozaki 50th Amii-versary ~20th Century Best
(2026.4.8発売、UPCY-8113~4価、¥4,400<税込>)  *2枚組SHM-CD
*日本クラウン盤:Amii Ozaki 50th Amii-versary ~21st Century Best/ポニーキャニオン盤:合縁起演+ 50th Amii-versary Editionも発売!

50周年で3社からベスト2作&DVDが発売!

 私はピアノ…私は冥想…私は亜美――。そんな惹句を引っさげ、1976年3月にレコードデビューしてから、今年で50周年というアミバーサリーもといアニバーサリーイヤーを迎えた才女・尾崎亜美さん。
 
 昨年には前夜祭といいますか、50年目突入の記念企画として、作家・尾崎亜美にスポットを当てた2枚組のベスト盤「TWIN-SONGs~尾崎亜美作品集」( こちらで紹介)がポニーキャニオンからリリースされましたが、今年は本祭。
 「Amii Ozaki 50th Amii-versary」シリーズとして、50年の間に在籍したレコード会社のうち代表的な3社、すなわち東芝EMIを吸収合併したユニバーサル、ポニーキャニオン、日本クラウンから、3種の記念アルバム「 Amii Ozaki 50th Amii-versary ~20th Century Best」「 Amii Ozaki 50th Amii-versary ~21st Century Best」「 合縁起演+ 50th Amii-versary Edition」が発売されることになりました!
 
 これまでに発表したシングルは37作、オリジナルアルバムは34作だそうですから、2枚組ベスト盤であっても選曲は困難を極める感じがしますが、まず、ユニバーサルからリリースされるのが、亜美ちゃん自身がセレクトした2枚組の“20世紀ベスト”「 Amii Ozaki 50th Amii-versary ~20th Century Best」。
 当然東芝EMI時代が中心になるようですが、東芝には初期の76年から79年まで(レーベルはエキスプレス)と、ポニキャンから再移籍してカムバック(レーベルはTM FACTORY)した97年から99年まで在籍。今回は、デビュー曲の「冥想」をはじめ、トワ・エ・モワの芥川さんとデュエットした「太陽のひとりごと」、自身最大ヒットの「マイ ピュア レディ」、初提供作となった南沙織「春の予感~I’ve been mellow」のセルフカバーといった初期作品から、出戻り後の第1弾シングル「奇蹟」やアニメ主題歌「I Wanna Do More」まで、20世紀の代表作や隠れ名曲など30曲を厳選網羅した内容になるそうです。
 
 亜美ちゃんといえば、松任谷マンタさんプロデュースで同じ東芝から“第二のユーミン”として売り出され、ユーミン自身がアドバイスやアルバムタイトルのネーミングなども手がけていましたし、近年のシティポップスブームでも初期作品が人気のようですが、初期作品はBOX( こちらで紹介)でもまとめられているので、今となっては90年代後期の作品、アルバム曲はもとより、アルバムには未収録のシングルバージョンがレアではないでしょうか。
 個人的には、アカペラによるクリスマスアルバム「SPECIAL」に収録されていたセルフカバー「初恋の通り雨- REDONDO VERSION -」がオススメですし、今回の3作ではやっぱりコレを最も聴きそうに思います。
 
 一方、クラウンから同時発売となる2枚組「 Amii Ozaki 50th Amii-versary ~21st Century Best」は、“21世紀ベスト”。書き下ろしの新曲「明日の声(音楽室Ver.)」をはじめ、近年のライブの定番曲や、「私がいる」「天使のウィンク」など提供曲のセルフカバーライブ音源、マッキーこと槇原敬之さん(「1グラムの歌」)や故小坂忠さん(「風のライオン」)とのコラボ音源など、21世紀の全31曲がセレクトされています。
 
 そしてポニーキャニオンからは既に数多のベストが出ているせいか、今回は、かつてビデオソフトで販売されていたライブ映像の初DVD化「 合縁起演+ 50th Amii-versary Edition」。CD2作とは少し遅れての発売になるそうです。
 タイトル通り、メインは88年に日本武道館で行われたコンサートのビデオ「’88.4.20合縁起演」で、杏里への「オリビアを聴きながら」や松田聖子への「夏の幻影」「天使のウィンク」といった提供作のカバーを含む全11曲60分。ビデオのリリースは90年だったようですが、当時でもライブを丸ごとフル尺で収録するケースは少なかったので、そのへんが物足りない感じではありますが、リハ映像も挿入されていて今見ると新鮮かも。
 さらに、ボーナス映像として、91年の「NATURAL AGENCYⅠ」&「NATURAL AGENCYⅡ」や、86年の「FROM MUE」という既発ビデオからセレクトした映像を追加。「春の予感」「マイ ピュア レディ」といった代表曲やメドレー(伊代ちゃんに書いた「上海湾物語」も!)も補完され、トータルで110分収録というボリュームです。
 初期のシンプルなステージとは異なり、80年代後半はバブル絶頂期らしい豪華なバッキングやセットのもと、凝った衣装や大胆なヘアメイクなどで乗りに乗った亜美ちゃんの勇姿が拝めます。
 
 なお、10月10日には国際フォーラムで50周年記念コンサートを開催。これを皮切りに50th Amii-versaryコンサートツアーも予定されているそうですし、ニューアルバムの制作も計画されているとのこと。夫君の小原礼さん(ワタシはアッコちゃんのようにRの発音を強調したい…)の多大なバックアップを受け、さらなる飛躍を続ける亜美ちゃん。50周年おめでとうございます!
 
 

(2026.2.11)

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