ナツメロ喫茶店

 こころに残るあのうたを、力をくれるそのうたを、ちょこっと綴っておきました。

#68
どんないいこと/SMAP
(作詩・大倉浩平/作曲・庄野賢一/編曲・岩田雅之 CDS「どんないいこと」1995)

「どんないい時でも どんな言い訳でも
  受けて立つのは自分ひとりだから   いつでも」
 
 
 ナンダカンダいっても、ナンダカンダあっても、Sports Music Assemble Peopleのみんなはホントに息が長かった。 
 開店休業のグループならば他にもたくさんあるけれど、ここまで第一線で走り続け、ここまで多くの人の心に寄り添ったのはジャニーズ1、いやジャニーズ初といえるのではないでしょうか。
 

 だから、彼らは天寿を全うしたという気がするのです。最期のドタバタなどは、蘇生処置や延命治療のようなものだったと思うのです。
 
 
「どんないい時でも どんな言い訳でも
 ほんとうの事だけ映して消える    いつでも」
 
 
 長い間、ありがとう。そしてお疲れさまでした。

 
  
(2016.8.14)

note:CDS「どんないいこと」1995.9.9発売
 森クンのいた6人時代では、初期の馬飼野康ニ&筒美京平の両先生による職人芸アイドルポップもイイですし、後期の「オリジナル スマイル」「がんばりましょう」といった等身大応援ソング路線にも名曲多し。5人になってよりアーティスト路線が強まって以降、あの頃のナンバーは埋没している感じなのが残念ですけど、これから彼らの軌跡を振り返ることが増えるでしょうし、その際にあらためて陽が当たり、再評価の機運が高まることを祈っています。
 さて、このうたを最初に耳にしたのはカーラジオ。さりげにソウルフルな名曲ぶりにビックリして即シングルを買いに走りましたが、テレビでのしっとりSMAPのパフォーマンスを見て、彼らを初めてカッコいいなあと思った曲でもあります。オリコン最高1位。ユキヒロ(高橋幸宏)のカバーもマル。

◎いまCDで聴くなら… Smap Vest