ナツメロ喫茶店/うたノートvol.51


ナツメロ喫茶店

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  こころに残るあのうたを、力をくれるそのうたを、ちょこっと綴っておきました。

vol.51

僕のお嫁さん/チューリップ

(作詩、作曲・財津和夫/編曲・青木望、チューリップ LP「TULIP BEST 心の旅」1973)




「君にかけよう僕の夢を
 今まで大事に持ってた夢だけど
 今日から僕の部屋へやってきた
 僕が選んだ僕のお嫁さん」

長いこと気づかずにいたなんて、
ほんとにバカだったんだナ。

いつのまにか、そこにいるのが
ごく普通で、ごく当たり前のことだと思ってた。

「足もながいと決して言えないし
 顔もそばかすで子供みたい
 今までたくさん男にふられてるけど
 それでも僕の心を一番わかってる」

いつのまにか、そこにいるのが
ごく普通で、ごく当たり前のことだと思ってたけど、
実はそうじゃなかったんだナ。

「お金もないし家もないけど
 毎日楽しく暮らしていける
 それが僕の生き方なんだ
 わかってくれるね」

なんだかんだいっても
平和な時代に生まれてこられて、
なんだかんだあっても
無事にここまで一緒にいられて。

ごく普通で、ごく当たり前に見えることこそが、
この上ないしあわせだったんだナ。

「今日も今頃買物かごに
 野菜やくだ物をたくさん買いこんで
 どんな時もエヘヘと笑う
 それが僕の大好きなお嫁さん
          お嫁さん」

(2011.8.9)

note:「TULIP BEST 心の旅」1973.6.5発売
後にNo.1シングルとなる「心の旅」がヒットの兆しを見せたタイミングで発売された、チューリップ3枚目のアルバムにして新曲を含むベスト盤。オリコンアルバムチャートでは最高位8位にランクインしています。
この牧歌的な名曲を愛する人はホント多いですし、当時プロポーズソングに使った男子は相当数に上るんじゃないでしょうか。アイドルフリークには、美声の渡辺秀吉クンが「スター誕生!」で歌って合格したナンバーとしても知られていますね。
それしにしても初期のチューリップのアルバムを聴くたびに思うのは、ホントに和製ビートルズだってこと。若き日から光り輝いてた財津さんの才能に敬服するばかりです。

◎いまCDで聴くなら… TULIP BEST 心の旅


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